一喜一憂するFX相場!FXスワップ派の挑戦

慎重ながらも、衰えないリスク志向の高まり

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先週の外国為替市場は、経済指標の発表結果に一喜一憂する神経質な動きとなった。
27日にはドル円やユーロドルが上値抵抗線付近でもみ合いとなっていたが、ユーロ円も136円台への上値トライを見せていた。

 

しかし、28日のロンドン市場になると、ユーロの対円での買いポジションを解消する動きが加速した。
さらにニューヨーク市場で米国コンファレンスボードの消費者信頼感指数(7月)が46.6と前月(49.3)から低下したことが確認されるとリスク選好ムードは一気に後退、最終的にユーロ円は132円台後半まで下落することとなった。

 

市場は、未だ不透明感の残る景気回復度合いに慎重になりつつも、高まりつつあるリスク志向を上手く利用しながら利益機会を探っており、その結果相場はセンシティブな展開となっている。
米国のリセッションは、100 年に1度というフレーズに見られるように、深刻であることは間違いないであろうが、反面わずかな好材料にも回復期待感を抱かせ、市場の投機的な動きを誘引しつつある。

 

こういった流れは、外国為替市場では高金利通貨の買いとなって現れているものの、ここしばらくの相場でも抵抗線を抜けてトレンドを描くことはなく、指標発表などタイミングを見計らったようにポジションを解消している。
短期の投機的な動きがここしばらくの相場を支配しているように思える。

 

たとえば、同じく28日午後10時発表のS&Pケース・シラー住宅価格指数(5月)は、前年比17.1%の低下と前月改定値の前年比18.1%低下から改善をみせ、ほぼ3年ぶりの前月からの上昇となったにもかかわらず、一旦ポジションの解消が終わった市場では、それほど大きな反応を示さなかった。

 

その後のクロス通貨は堅調であるものの、31日に発表を控えていた米国の第2四半期の国内総生産(GDP)速報値を見据え、落ち着いた相場展開であった。
そして注目の米国GDP速報値においてマイナス幅が予想を下回ると、市場は景気回復期待感からドル売りを一気に加速させることとなった。

 

96円台を試していたドル円は94円ミドルまで下落、1.41台前半まで堅調に推移してきたユーロドルは一時1.43台に乗せる場面も見せた。
市場は慎重ながら、なお投機に意欲的に思える。ポジション調整をこなしつつも、当面はユーロや英ポンド、オセアニア通貨が米ドル、円に対し堅調な相場が続くのではないだろうか。